|
第1039号(平成16年12月20日) |
平成16年度都道府県医師会勤務医担当理事連絡協議会
医師の偏在問題等を討議
平成十六年度都道府県医師会勤務医担当理事連絡協議会が,十一月二十六日,日医会館小講堂で開催された.
担当の三上裕司常任理事の司会で開会.植松治雄会長は,日医を中心とした国民医療推進協議会が進めている混合診療反対運動に触れるとともに,「今後も,勤務医の先生方と接点を多く持ち,話し合うことが大切である.各都道府県においても,勤務医担当を中心に,勤務医と医師会との意思疎通を図る必要がある」とあいさつした.
議事に入り,まず,(一)全国医師会勤務医部会連絡協議会について,熊本県医師会より平成十六年度報告,つづいて,平成十七年度担当医師会である香川県医師会より準備状況の報告がそれぞれなされた.
次に,都道府県医師会からの勤務医活動報告があり,岩手県(口紘常任理事報告),大阪府(藤田敬之助理事報告),広島県(高田佳輝常任理事報告),香川県(廣畑衛副会長報告)が,地域にまつわる勤務医事情等を報告した.
その後,池田俊彦日医勤務医委員会委員長の司会のもと,協議に移り,医師の偏在,新医師臨床研修制度,過重労働と医療安全などについて発言があり,これらを基に熱心な討議が行われた.
特に,医師の偏在問題に関しては,岩手県医より,診療科ごとの偏りが指摘され,その解消のために,特性に配慮した制度構築が必要であるとの意見が出された.
また,勤務医の入会促進に関しても,強制加入制度にすべきだとの意見(北海道医,三重県医)が出されたが,これに対しては,三上常任理事から,任意加入制度を取るなかで加入率を上げて,一〇〇%に近づけていきたいとの回答があった. |
日本医師会ホームページ http://www.med.or.jp/
Copyright (C) Japan Medical Association. All rights reserved.
|