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第1087号(平成18年12月20日) |
第42回CMAAO中間理事会
今村定臣常任理事が子ども支援に関する日医の活動について講演
第四十二回CMAAO(アジア大洋州医師会連合)中間理事会が,十一月二十四日(金)から二十六日(日)まで,シンガポールで開催され,日医から竹嶋康弘・岩砂和雄両副会長と羽生田俊・今村定臣・石井正三各常任理事ならびに有山雄基代議員会副議長が出席した.
参加医師会は,十六の加盟医師会のうち,日医,カンボジア医師会,香港医師会,インドネシア医師会,韓国医師会,マカオ医師会,マレーシア医師会,ニュージーランド医師会,フィリピン医師会,シンガポール医師会,台湾医師会,タイ医師会の十二医師会で,参加者は総勢約五十名であった.
今回の中間理事会では,十一月二十五日に本会議が行われ,会議の冒頭,新事務総長に石井常任理事が任命された.その後,石井新事務総長は,CMAAOのこの一年間の活動について事務総長報告を行った.各国医師会活動報告(カントリーレポート)では,岩砂副会長が,日医の最近の活動のなかから,本年九月に東京で開催された第一回WMAアジア―大洋州地域会議の概要と意義について報告した.CMAAOからスリランカ医師会に送られた津波被害の義援金については,同国の孤児の教育のために使われることになり,同医師会長より感謝の辞と報告が行われた.
また,本会議中に定款委員会と財務委員会が開催され,日医は財務委員として財務ならびに加盟に関する協議に参加した.
二十六日は,前日開催された委員会からの報告が各委員長より行われ,この報告をもとに理事会で協議した.その結果,スリランカ医師会の加盟,バングラデシュ医師会とネパール医師会の会費減額ならびに会費全体の見直し,中間理事会開催国への財政支援ならびに会議出席に要する旅費の支援,定款・施行細則の見直し等が採択され,二〇〇七年の総会に付託されることとなった.
この後行われたシンポジウムでは,テーマとして「倫理とプロフェッショナリズム」が取り上げられ,本会からは今村(定)常任理事が,「日本における医師,医師会の新たな役割―子ども支援の先頭に立つ日本医師会―」と題して講演し(写真右),活発な質疑応答が行われた.
今後のCMAAO会議の予定は,二〇〇七年の第二十五回総会をタイ医師会(香港医師会から変更)が,二〇〇八年の第四十三回中間理事会をフィリピン医師会が主催することとなった.
このほか,CMAAOの活動をJMAジャーナルに掲載していくことについて,全加盟医師会の合意を得た.
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