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第1092号(平成19年3月5日) |
日医からの義援金で保健センターが完成
バングンタパン地区の保健センター |
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日医では,昨年五月に発生したジャワ中部地震の災害救援を目的として,募金を呼び掛けていたが,都道府県・郡市区医師会ならびに一般会員から寄せられた義援金の総額が,六千六百六十四万八千五円に達した.
これらの義援金については,これまで日本赤十字社,AMDA(Association of Medical Doctors of Asia:一九八四年に設立された国際医療ボランティア組織),国境なき医師団日本に対して寄付してきたが,今回新たにAMDAの復興支援事業に対して,一千五百六十四万八千五円を寄付することになり,二月十三日開催の第三十三回常任理事会で報告された.
AMDAの復興支援事業は,インドネシア共和国ジョグジャカルタ特別州バントゥール県バングンタパン地区の保健センターの建設等を行うものである.
日医が保健センターの建設という具体的な復興支援事業に協力するのは今回が初めてのことであり,唐澤人会長も,「会員の方々からの義援金が,地域住民に役立つ保健センターという具体的な形となって実現したことは素晴らしい」と感想を述べている.
保健センターは二月末には完成し,バントゥール県に引き渡される予定であり,三月十日に行われる開所・寄贈式には,日医を代表して石井正三常任理事が出席することになっている(続報を後日掲載予定).
なお,今回の寄付により,日医のジャワ中部地震の災害支援活動は,終了することになった.
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