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第1096号(平成19年5月5日) |
第5回国民医療推進協議会総会
国民運動の実施を決定
第五回国民医療推進協議会総会(会長:唐澤人日医会長)が,四月十八日に日医会館小講堂で開催された.当日は日医から,「日本の医療を守る国民運動」の実施について提案し,了承された.
会議の冒頭,唐澤会長は,「政府による医療費抑制策のため,地域医療は崩壊の危機に瀕している.われわれは国民の生命・健康を守る立場から,今回,国民運動を実施することを提案した.本日は忌憚のない意見を聞かせて欲しい」とあいさつした.
引き続き,羽生田俊常任理事が,今回の国民運動の趣旨について,「財政制度等審議会の建議書および“骨太の方針二〇〇七”が六月に公表されることになっているが,これに先立って国民運動を展開することにより,国民の声を政府関係各方面へ届けることにある」と説明.具体的な活動としては,(1)都道府県医療推進協議会主催の地域集会を開催し,決議を採択してもらう(2)地方議員・議会に対して,地方自治法第九十九条に則った意見書を国会等に提出してもらうよう要望する(3)国民医療を守る全国大会を開催する(五月十八日,九段会館)―を考えていると述べた.
この提案に対して,参加団体からは賛同の意見が相次ぎ,全会一致で運動方針が了承された.
今後は,全国各地からの決議文ならびに国民集会の決議文をもって,政府関係各方面に上申していく予定になっている.
なお,国民運動に利用してもらうために作成したチラシ・ポスターについては,日医のホームページからもダウンロードが可能になっているので利用されたい.(H.19.5現在)
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