第1122号（平成20年6月5日）

5月21日
AMDAへの救援活動支援を決定

　羽生田俊常任理事は，五月二日の夜から三日にかけてミャンマー連邦中・南部を直撃した大型サイクロン・ナーギス（Nargis），および，同十二日に中国中西部の四川省で発生した大地震による災害に対する日医の対応について報告した．
　日医では，これまで，海外の災害等に対して，義援金を送るなどの支援活動を行ってきたが，同時に具体的な支援方法を検討してきた．
　同常任理事は，今回の災害への対応について，「五月二十日に開催された第三回理事会において，被災地救援に対する医療協力に経験が深く，今回の災害でも両被災地において従来までの実績で早い段階から医療支援活動を行っているAMDAに対して，五百万円の支援を行うことが決定した」と述べた．
　同常任理事は，AMDAへの支援について，「以前から被災地での医療救援活動を積極的に行っている組織．平成十八年には，相次ぐ大規模災害に見舞われたインドネシア共和国のバングンタンパン地区に，日医からの支援金で保健センターを建設するなど，被災地の復興にも尽力していることからも，AMDAの活動に対して支援を行うことになった」とその経緯を説明した．
　また，同常任理事は，AMDAへの要望として，「現地で活動している医療チームへの支援や被災地の復興など，有効に使って欲しい」と述べた．