日医ニュース
日医ニュース目次 第1135号(平成20年12月20日)

日医定例記者会見

11月26日
勤務医の過重労働の改善を求め「千葉宣言」を採択

日医定例記者会見/11月26日/勤務医の過重労働の改善を求め「千葉宣言」を採択(写真) 三上裕司常任理事は,十一月二十二日に千葉県浦安市内で開催された平成二十年度全国医師会勤務医部会連絡協議会において,満場一致で採択された「千葉宣言」の内容を説明した.
 宣言では,医療費抑制政策によって,勤務医は過重な労働を強いられ,さらに,国民の過大な期待が甚だしく勤務医を疲弊させている,と指摘.そのうえで,この状況を一刻も早く改善し,魅力ある職場を取り戻し,明るい明日の医療を築くため,以下の五項目((1)医療費抑制政策ならびに診療報酬制度の見直し(2)医師の計画的な増員(3)医師が安心して診療に専念できる法の整備(4)女性医師が働き続けられる職場環境の整備(5)医師会活動─を通じて,住民と共に地域のより良い医療体制を築いていく努力を続けること)の実現を求めている.
 同常任理事は,今回の宣言を都道府県医師会,厚生労働省等に送付し,その実現を強く求めていく考えを示した.
 同協議会の詳細は,本紙平成二十一年一月二十日号「勤務医のページ」を参照されたい.

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