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第1192号(平成23年5月5日) |
細川厚労大臣に被災地復興に対する協力を申し入れ
原中勝征会長は四月十四日,厚生労働省で細川律夫厚労大臣と会談し,東日本大震災で大きな被害を受けた被災地の復興に向けて,日医と厚労省が協力して取り組んでいくことを確認した.
会談のなかで,原中会長は,震災発生直後から,「国民の生命・健康を守ることが医師会の仕事である」との認識の下に,「JMAT(日本医師会災害医療支援チーム)」を編成し,派遣を続けていることを報告するとともに,被災地の医療活動が元に戻るまで,派遣を続けていく考えを示した.
さらに,震災後の政府の対応について,原子力発電所の事故処理に追われている感があり,現場の声を踏まえた対応が出来ていないと指摘.「復興には被災地からの要望に耳を傾けることが重要であり,必要であれば,郡市区医師会,県医師会を通じて,日医に日々寄せられる被災地からの情報を提供したい」と述べた.
これに対して,細川厚労大臣は,今回の震災に対する日医の協力に感謝の意を示すとともに,「被災地の地域医療再生に全力で取り組んでいくので,今後も協力をお願いしたい」と述べた.
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