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第1218号(平成24年6月5日) |

5月16日
医学部学生向け情報誌『ドクタラーゼ』創刊について

今村聡副会長は,日本医師会が医学部学生向け情報誌『ドクタラーゼ』を創刊したことを報告した.
同副会長は,本誌は医学生にこれからの医療を考えてもらうための情報誌であるとした上で,「今日,医学生は,求められる学習が非常に膨大になっているため,医学のカリキュラム,医師の国家試験に向けた学習に偏った学生生活を送っているのが実態だと思われる.しかし,医学生には,多様な考え方や価値観,情報に触れ,これからの日本の,あるいは国際的な医療の担い手に必要な広い視野をもっていただきたい.そして,日医が,そうした機会や情報を出来るだけ提供していきたいとの想いから,本誌を作成することとした」と,本誌発行の目的を説明した.
本誌は,年四回発行の予定で,発行部数は六万一千部.創刊号は,四月二十五日に発行され,全国の医学部・医科大学(八十)に五万一千部,医学部進学率の高い高校(三十一)に二千五百部,予備校の医学部進学コース(三)に三百十部,それぞれ配布している.
同副会長は,「今後は,一方的な情報発信だけではなく,読者との双方向性を確保し,医学生からの意見に耳を傾けながら,中身のバージョンアップをしていきたい」と抱負を語った.

■ドクタラーゼ
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