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第1226号(平成24年10月5日) |
日医
防災功労者内閣総理大臣表彰を受賞

平成二十四年防災功労者内閣総理大臣表彰式が九月十日,野田佳彦内閣総理大臣出席の下,都内で行われ,日医を代表して今村聡副会長が出席した.
同表彰は,日ごろから防災思想の普及,または防災体制の整備に尽力し,あるいは,災害時における防災活動に顕著な功績のあった個人,または団体を内閣総理大臣が表彰するもので,日医は平成八年にも「阪神・淡路大震災関係」により同表彰を受けている.
本年は,「災害現場での顕著な防災活動」「防災体制の整備」「防災思想の普及」「災害現場での顕著な防災活動」に関連して,個人三名と百四十一団体が受賞.日医は,「災害現場での顕著な防災活動」の中で,東日本大震災における活動により,被災地支援を継続している全ての会員を代表して表彰された(その功績は別掲のとおり).
東日本大震災における活動では,日医の他,日本歯科医師会,日本薬剤師会,日本看護協会,日本精神科病院協会,被災地域の社会福祉協議会や消防団などを含めた百二十九団体が表彰を受けた.
今回の受賞を受けて,横倉義武会長は次のように受賞の喜びを語った.
「この度の受賞は,ひとえに自らを顧みず被災地支援にご尽力頂いた会員の先生方のご支援・ご協力の賜物であり,深く感謝申し上げます.
被災地の復旧は,いまだ道半ばにあり,継続した支援が求められています.
日医では,引き続き被災地支援に全力で取り組んでいく所存でおりますので,会員の先生方には変わらぬご支援とご協力のほど,お願い申し上げます.」
〈功績の概要〉
平成二十三年三月十一日に発生した東日本大震災に際し,直ちに全国の医師会と連携を図り,全国から延べ二千三十チーム,七千八百四十三名(平成二十四年八月二十二日現在)のJMAT(日本医師会災害医療チーム),JMATII(被災地診療支援)を派遣し,医療活動が極めて困難な状況の中,救護所での診療や避難所の巡回診療等を行い,被災者の生命と健康の保持に多大な貢献をした. |
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