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第1229号(平成24年11月20日) |
「日本医師会勤務医委員会臨床研修医部会in愛媛県」を開催
日医では,臨床研修医が臨床研修における問題点等について自由に討論する場として,平成二十一年度より,勤務医委員会の下に臨床研修医部会を設置しており,平成二十三年度からは全国医師会勤務医部会連絡協議会の開催前日に地元の臨床研修医を集め,同部会を開催している.
今回は,十月六日に松山市で開催された平成二十四年度全国医師会勤務医部会連絡協議会の前日に,「日本医師会勤務医委員会臨床研修医部会 in愛媛県」を開催した.部会には,愛媛県内の五臨床研修病院から十名の臨床研修医が出席.日医からは,今村聡副会長,小森貴常任理事の他,オブザーバーとして,泉良平日医勤務医委員会委員長,清水信義同委員会委員が出席した.
当日は,今村副会長からの日医の紹介に続き,小森常任理事の司会の下,制度見直しによる平成二十二年度からの弾力的な臨床研修プログラム,地域医療研修,研修成果の評価,基礎医学者の減少並びに女性医師支援等について,出席者より忌憚のない意見が述べられた.
制度見直しによる現行の弾力的なプログラムに関しては,おおむねプログラムに満足しているとのことだった.一方で,制度変更の周知がうまくいっていない病院があることも指摘された.
必修科目の地域医療研修については,実際に参加した研修医から,地域の健診センター等での研修経験を踏まえて非常に有意義であったとの意見があった.
また,臨床研修の評価については,「既存の評価システムへの入力の煩雑さ」「到達目標を数値化してチェックしただけでは臨床推論が出来ているかの評価は難しい」「指導医の適切な評価の必要性」等の意見があった.
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