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第1238号(平成25年4月5日) |
第33回日本医師会医療秘書認定試験
結果分析評価報告書まとまる

横倉会長(左)に報告書を手渡す
笠島委員長(富山県医副会長,中央) |
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日本医師会医療秘書認定試験委員会は,このほど,「第三十三回日本医師会医療秘書認定試験結果分析評価報告書」を取りまとめ,三月六日,笠島眞委員長(富山県医師会副会長)が,藤川謙二常任理事同席の下,横倉義武会長に提出した.
第三十三回日本医師会医療秘書認定試験は二月三日に,八県医師会(十校)で,三百七十五名の受験者の参加の下に実施されたものである.合格者は三百五十四名,平均点は七〇・四点,合格率も九四・四%と過去平均合格率八六・一%を大きく上回るものとなった(合格率を各県医師会別にみると静岡県が一〇〇%,他の七県も九〇%台となっている).
本報告書は,その認定試験の結果を分析・評価したものであり,内容は,「I緒論」「II科目別正解率」「III各回の比較」「IV総括」からなっている.
報告書では,出題問題について,受験者及び各県医師会からの疑義はなく,適切であったとするとともに,平均点も高く全体的に優秀であったと評価している.
その一方で,「『医療用語』の正解率が昨年度に比べて著しく低下していること」「『薬の知識』の正解率が昨年度に引き続き低いこと」の問題点を挙げ,その対応を求めるとともに,今後の課題としては,「電子カルテ及びORCA(日医標準レセプトソフト)に対応出来る医療秘書の養成」「医師事務作業補助体制加算の更なる要件緩和」等があると指摘している.
また,現在作業が進められている教科書の改訂については,「法改正及び社会のニーズに則した試験問題の作成が必要だ」として,その早急な完成を求めている.
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