指導:日本医師会常任理事
   小池 麒一郎 

秋になっても油断は禁物
 腸管出血性大腸菌O157による集団食中毒が各地で猛威をふるったのは1996年のことですが、皆さん覚えていますか。今年は幸いに大きな集団発生はありませんが、家庭の調理が原因と考えられる食中毒は散発的に発生しています。
 食中毒は梅雨時に多いのはもちろんですが、晩秋までは食中毒のシーズンです。夏を乗り切ってひと安心し、注意を怠っていると、いつまた食中毒が集団発生するかわかりません。

予防3原則と6つのポイント
 食中毒の予防3原則は、食中毒菌を(1)「つけない」、(2)「増やさない」、(3)「殺す」です。この3原則をもとに「食中毒予防6つのポイント」をまとめてみました。一見単純なようですが、これらをきちんと守れば食中毒は予防できます。
 それでも、もし腹痛や下痢などの症状がみられたら、できるだけ早く医師の診察を受けて、「いつごろから、どんな症状が出始めたか」「どんなものを食べたか」を報告してください。

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