白クマ
日医白クマ通信 No.101
2005年4月21日(木)


校外学習で中学生が日医会館を訪問

校外学習で中学生が日医会館を訪問


 栃木県大田原市立大田原中学校2年生の生徒3名が、4月20日、日医会館を訪問し、野中博常任理事が対応した。

 今回の訪問は、「いろいろな職場で働く人々への取材・体験」というテーマをもとに、日医に申し入れがあり実現したものである。

 はじめに、生徒を代表して佐々木梢さんがあいさつし、「医療の現場で働く方の話を聞かせていただきたい」と訪問の主旨を説明した。

 生徒からは、「医師になって良かったと思うことは何か」「医師に必要とされる資質はどんなことか」などの質問が事前に寄せられており、それらの質問に対し野中常任理事は、「患者さんの命を救うことができること。医療の仕組み作りに携われる日医で仕事ができること」「医師に必要とされる最も重要な資質は、人に対する思いやりだと思う」など、平易で詳細な説明を行った。

 かかりつけ医の説明には、野中常任理事監修のパンフレット「お医者さんの上手なかかり方」を用い、また、テレビドラマ「Dr.コトー診療所」の例を挙げながら解説した。

 生徒からの追加質問に回答したあと、館内見学を行い、訪問を終えた


大阪府医師会 行動科学に基づく糖尿病教育を実践

 大阪府医師会は、3月31日午後、府医会館において、健康教育活動の普及を目的に、平成16年度(通算33回)健康教育講習会を開催し、約110人が参加した。

 冒頭、中川やよい大阪府医師会理事より、日本医師会が推進している糖尿病対策推進会議の役割を紹介するとともに糖尿病に対する効果的な患者教育を習得し、日常診療に役立てて欲しいと訴えかけた。

 テーマは「楽しくてためになる糖尿病教育」で、坂根直樹国立病院機構京都医療センター予防医学部予防医学研究室長が講演。同氏は、行動変容できない理由を述べる患者の抵抗を減少させる動機づけ面接の方法について、体操指導など実演を交えながら説明を行い、糖尿病予備軍の時から糖尿病の合併症の危険性を訴えかけていくことが重要であると強調。加えて、行動科学に基づいて患者の抵抗を減らすとともに、患者自身に生活習慣を改善しようという「気づき」を持たせる指導が糖尿病予防につながると力説された。

(文責:中川やよい大阪府医師会理事)
(問い合わせ先:大阪府医師会広報課06−6763−7013)


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