日医白クマ通信 No.103 2005年4月22日(金) |
櫻井副会長 全国規模での禁煙活動の展開を |
櫻井副会長は、「国民医療推進協議会 禁煙活動の推進方針」を示し、「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」を締結した以上、政府は、きちんと実施する責任があるとし、規定のうち第11条の「たばこの警告表示の強化」は、本年7月頃から実施されるが、改訂された注意文言が、非常に詳しく長文のため、文字が小さく読みにくい点を指摘した。 一方、第6条の「たばこ価格(たばこ税)の引き上げ」は、喫煙率の低下、特に未成年の喫煙を減らすのに最も良い方法であるとの学説もあり、価格を2倍にすれば、喫煙率が2〜3割減り、税収は倍になるといわれていると説明、その収入を国民の健康のために使えば、費用対効果も高く、“一石何鳥”だと述べた。 今後、5月31日の世界禁煙デーを目途に、都道府県医師会をはじめとする各都道府県医療推進協議会の協力のもと、全国で禁煙活動を展開していただき、要望としてまとめる形で、政府に働きかけていきたいとした。 |
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