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滋賀県医師会 「レセプトオンライン請求の完全義務化撤廃を求め決議・共同声明」 |
滋賀県医師会及び滋賀県内地域職域医師会は、レセプトオンライン請求完全義務化の撤廃を求め決議するとともに、滋賀県三師会において共同声明を採択した。
政府は去る11月11日の閣議で、レセプトオンライン請求の完全義務化について、「すべての保険医療機関等がオンライン請求を行うことによって、初めて医療保険事務全体の効率化を図ることが可能であり、個別の保険医療機関等の判断に委ねることは適当でない」との考えを示し、手あげ方式は採用しないとの見解を明らかにした。
医療におけるIT化は、本来、医療の質や安全の向上に資するため推進されるべきであり、保険医療機関等に対する積極的な財政支援もないまま、効率化の名のもとに完全義務化が進められれば、地域に根ざして医療を担ってきた医療機関等を廃院、撤退に追い込み、地域医療の崩壊に拍車をかけることは明らかである。
ここに我々は、レセプトオンライン請求の完全義務化は時期尚早であり、撤廃を求め以下のとおり決議する。
以上
◆問い合わせ先:滋賀県医師会 TEL:077-514-8711
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