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定例記者会見 「2008年日医喫煙意識調査、喫煙防止推進へ」 ―内田健夫常任理事 |
同意識調査は、日医の禁煙推進活動の一環として、過去に2000年、2004年と 4年ごとに行われ、今回で3度目となる。今回の調査では、2008年4月時点で の日医会員から、4,500名を無作為抽出し、3,561名の有効回答(反応率79.9%) を得た。 喫煙率は、男性15.0%(2004年21.5%、2000年27.1%)、女性4.6%(2004年 5.4%、2000年6.8%)であり、男性医師の喫煙率は有意に低下し、女性医師の 喫煙率は、有意とはいえないが低下したことが示された。 このほか、(1)男性呼吸器科医と女性小児科医で著明な喫煙率の低下、(2)男 性喫煙者の喫煙本数の減少、(3)医師の喫煙には、性別、所属施設、夜勤・当直 回数、飲酒習慣が要因として関連、(4)「医師は立場上喫煙すべきでない」と考 える男性医師の増加、(5)「患者は喫煙すべきでない」と考える医師が男女共に 増加―したことが調査結果より判明した。これらのことから、日医会員の喫煙 に関する考え方と態度において、喫煙防止推進の立場から良好な変化が認めら れたと結論づけられた。 同常任理事は、今回の調査結果から(1)の結果の一因として、日本呼吸器学会 で専門医の認定条件に「非喫煙者であること」を義務づけたことが有効であっ たと分析し、「これからも様々な機会を設けて、喫煙防止に取り組んでいきた い」と述べた。 ◆問い合わせ先:日本医師会地域医療第3課 TEL:03-3946-2121(代) ◇定例記者会見資料はこちらから
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