白クマ
日医白クマ通信 No.1108
2009年3月10日(火)


沖縄県医師会
麻生総理大臣との意見交換会で「レセプトオンライン請求完全義務化撤廃に向けて」要請

麻生総理大臣との意見交換会


 沖縄県医師会を含む医療関係4団体(歯科医師会、薬剤師会、看護協会)は、麻生総理の来沖の機会に、去る3月7日(土)那覇市内のホテルにおいて意見交換を行った。その中で、本会からは、「レセプトオンライン請求完全義務化撤廃」に向けて問題を提起した。

 宮城委員長が4団体を代表して挨拶し、「社会保障の充実や医療福祉の充実は国民にとって一番身近な問題であり、国民がそれに対して異を唱えることは決してない」として、医療費財源確保の必要性について述べた。

 また、意見交換では、「オンライン請求完全義務化がこのまま進めば、地域医療崩壊に拍車をかけることは明らかで、日医の調査では8.6%(42,130施設中3,611施設)もの医療機関がこのままでは廃院するしかない」と述べ、「完全義務化を撤廃し、医療機関等の自主性に委ねる措置を講じて頂きたい」と総理に要請した。

 麻生総理は、レセプトオンライン請求の完全義務化については、「診査業務の効率化を図る上で電子化が求められているが、高齢化した医師や請求料の少ない医療機関等も存在するため対応は困難であることは承知している。地域医療はむしろそういったところが多いと考えている。現在、与党でも議論を行っているので、意見を踏まえ検討していきたい」と述べられた。なお、当日は各団体から51名が出席した。

◆問い合わせ先:沖縄県医師会 TEL:098-888-0087


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