白クマ
日医白クマ通信 No.1113
2009年3月13日(金)


岐阜県医師会
「IPPNW岐阜県支部講演会を開催」

IPPNW岐阜県支部講演会を開催


 IPPNW岐阜県支部(小林博支部長)は2月28日岐阜県医師会館に於いて、広島県医師会長(IPPNW日本支部長)碓井静照先生と広島県医師会常任理事(IPPNW国際副評議員)柳田実郎先生を招いてIPPNW岐阜県支部講演会を開催した。

演題1.
IPPNWの歴史と被爆者の現状
柳田実郎先生
演題2.
北朝鮮の情勢とIPPNW
碓井静照先生

 というテーマで両先生のご講演をいただいた。今回の講演には医師会員のみならず、コメディカルや会員の家族も聴講した。

 IPPNW(International Physicians for the Prevention of Nuclear War、核戦争防止国際医師会議)の存在、活動内容は医師会員にもあまり周知されていないのが現状である。世界初の被爆地であり、日本におけるIPPNW活動を牽引している、広島県医師会の先生の生の声を聞くことは大変有意義であった。被爆の悲劇を二度と繰り返してはならないという決意、医師だからこそ、政治やイデオロギーにとらわれずに、科学的、客観的に核による放射線障害の恐ろしさを世界に発信出来、またしなければならないという強い使命感が感じられた講演であった。また、北米や南米の被爆者の健診を毎年行っていることや、北朝鮮に出向いてまで、現地の被爆者の健康状態を調査するなど、我々聴衆は頭の下がる思いで、講演に聞き入っていた。講演の後は誰もが、広島県医師会のIPPNW活動を何とか支えたいという一致した思いであった。

(文責 岐阜県医師会 鳥澤英紀常務理事/船戸崇史常務理事)

◆問い合わせ先:岐阜県医師会 TEL:058-274-1111


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