日医白クマ通信 No.112 2005年5月16日(月) |
広島県医師会 第15回在北米被爆者健診事業について |
第13回までは広島県医師会が資金と人材を提供してきた事業で国に評価され予算がつき、前回の健診事業より国の『在外被爆者支援事業』の一環として県からの委託事業となりました。今回も在北米被爆者に対する健診事業を、医師を派遣いただいた病院や現地医師会の支援のもと前回同様第1班のサンフランシスコ・シアトル班と第2班のロサンゼルス・ハワイ班の2班に分かれ、5月(11〜25日)と6月(15〜29日)にそれぞれ2週間にわたり実施します。 在北米の被爆者数については、2003年7月の調査(米国被爆者協会調べ)では1,116名(カリフォルニア州707名、ハワイ州195名、ワシントン州68名、その他146名)で、前回の受診者数は453名でありました。 また、今年は被爆60年を迎え、被爆者で一番若い人でも胎内被爆の59歳と、被爆者の年齢が年々高齢となっており、健康への不安が増してきています。その意味でもこの健診事業の意義がますます高まってきています。 なお、今回の在北米健診では、広島県医師会として「在北米被爆者に日本語(広島弁)による心のこもった健診をモットーに」をスローガンとし、この健診事業を実施することとしています。 (文責:中崎哲郎広島県医師会常任理事)
*中崎哲郎広島県医師会常任理事の「崎」の字は機種依存文字なので、近い字を使用しております。ご了承ください。 |
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