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| 定例記者会見 「環境に関する日本医師会宣言」について ―今村聡常任理事 |
本宣言は、環境問題に対する日医の取り組む姿勢を表明することを目的として、会内の環境保健委員会で草案が検討され、４月21日開催の第１回理事会で協議のうえ、日医の宣言として採択されたものである。 本宣言では、人類が生存していくためには、地球環境の保全と持続可能な社会の構築が不可欠であるとの認識のもと、地球環境とそこに生きる人類の健康の保持推進を目指すため、(1)環境に配慮した医療活動を推進します、(2)環境保健教育を推進します、(3)環境保健の重要性を啓発し、身近な環境保健活動に取り組みます、(4)安心して暮らせる安全で豊かな環境づくりに向けて、政府等に働きかけます―の４つを大きな柱として、それぞれの具体的な施策に積極的に取り組むことを宣言している。 同常任理事は、「日医が自らの環境問題に対する取り組みの意思を、都道府県・郡市区医師会、そして個々の会員に向けて発信することで、日本の医療界全体の地球環境に対する理解を高め、医療機関における環境問題への取り組みが一層推進されることを目的として、環境保健委員会で取りまとめを行った」とその経緯を説明。さまざまな団体から環境に関する宣言が出されているが、「国民の健康を預かる日医が、健康にかかわる環境問題に取り組むことに大きな意義がある」と述べた。 また、同常任理事は、日医ではこれまで、国内および国際的な場において、公害を始め環境に起因する健康影響に関連した問題を解決するため、環境保健活動の推進に取り組んできたことにも言及。そのうえで、「これまでの取り組みの総括と、今後、取り組んで行かなければならないものを改めて宣言に盛り込んだ」とした。 なお、本宣言は、都道府県・郡市区医師会を始め、関係各方面に周知する予定。 ◆問い合わせ先:日本医師会地域医療第２課 TEL：03−3946−2121（代）
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