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唐澤会長らが川端文部科学大臣を表敬訪問 |
当日は、唐澤会長から、「医学部定員の問題などいろいろな問題もあるが、医療を取り巻く問題の解決に向けて引き続き協力して欲しい」と要請した後、学校保健担当の内田常任理事から、具体的な要望事項について説明を行った。 内田常任理事は、まず、新型インフルエンザの問題について、学校においても万全な対策がとられるよう、各学校に対して文部科学省からも注意を喚起して欲しいと要請。また、平成20年度から文部科学省が実施している「子どもの健康を守る地域専門家総合連携事業」については、多様化する子どもの健康課題に的確に対応するためにも本事業を充実することが必要だとして、その予算の拡充を要望したほか、温暖化対策として校庭の芝生化や、学校施設の耐震化ならびにバリアフリー化の推進を求めた。 さらに、同常任理事は、メディカルスクール構想の問題にも触れ、「現行制度と二重の養成制度になるなど多くの問題点を抱えており、文部科学省と引き続き意見交換をしていきたい」と述べた。 これに対して、川端大臣は、はじめに「子どもたちの健康は、先生方の日々の努力によって守られていると思っている」として、日頃の活動への感謝の意を表明。日医の要望に対しても一定の理解を示し、厳しい予算編成ではあるが出来る限り対応していきたいとした。さらに、新型インフルエンザの問題に関しては、専門家の立場で意見を聞かせて欲しいとして協力を求めるとともに、厚生労働省と連携して、今後もその対策に全力で取り組む意向を示した。 ◆問い合わせ先:日本医師会広報・情報課 TEL:03-3946-2121(代)
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