白クマ
日医白クマ通信 No.1196
2009年10月29日(木)


定例記者会見
「中医協会長の発言に懸念を表明」―中川常任理事

 中川俊男常任理事は、10月28日に開かれた定例記者会見で、中医協の遠藤久夫会長の講演の内容について言及し、懸念を表明した。

 報道によると、遠藤会長は、10月10日に都内で行った講演のなかで、病院と診療所の医療費配分の現状について、「診療所に有利な配分がされていると認識している」と発言したとされる。

 この発言に対して、中川常任理事は、「これから中医協で診療報酬改定に向けた議論が本格化するという時期に、中医協の会長がこのような発言をするのはいかがなものか」と懸念を表明。「診療所の経営状態も厳しいものがあり、中医協会長にはそれらの状況を踏まえた発言をして欲しい。遠藤会長には、いずれどこかの場所で発言の真意を明らかにしてもらいたい」と述べた。

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