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第1回勤務医委員会臨床研修医部会 「臨床研修制度や女性医師問題等をめぐり活発な意見交換を行う」 |
本部会は、医療の現場で働く勤務医でもある臨床研修医が、臨床現場における問題点等について、自由に討論出来る場を設け、臨床研修医からの意見を会務遂行の判断材料として活用するとともに、研修制度等に係るさまざまな提言を発信することを目的として、勤務医委員会の下に設置されたものである。 当日は、委員として、全国から集まった臨床研修医と卒後3年目、4年目の医師、日医から、唐澤人会長、宝住与一副会長、三上裕司・今村聡・内田健夫・中川俊男各常任理事、そして、日医勤務医委員会の池田俊彦委員長が出席した。 冒頭、あいさつに立った唐澤会長は、長年にわたる医療費抑制政策により、病院医療を中心に医療崩壊が顕在化し、特に勤務医をめぐる環境は、医師個人の強い使命感だけでは解決できないほど厳しいと指摘。今こそ勤務医と開業医が大同団結しなければならないとの考えを示し、「本会会員の約半数は勤務医であり、勤務医の意見がなければ、本会の力も半減してしまう。特に、若い世代の医師に、医政や、すべての医師を代表する日医に関心をもってもらうことが、わが国の医療を守るために非常に大きな力になると確信している」と述べ、日頃感じている問題点や課題など、忌憚のない意見を求めた。 委員・役員の自己紹介の後、今村(聡)常任理事が、資料を基に、日本医師会の概要や取り組みなどを説明した。 つづいて、三上常任理事の司会でフリートーキングに入り、(1)臨床研修制度、(2)女性医師の問題、(3)医師会―などをテーマに意見交換が行われた。 「臨床研修制度」については、1)大学病院か市中病院かなど組織の規模や形態によって研修医への対応や研修プログラム等が異なる2)研修医の過重労働に対する配慮はおおむねなされている3)地域保健・地域医療研修は有用4)基礎・臨床など将来の専攻にかかわらずローテーションが役に立つ―などの意見や感想が出された。 また、「女性医師問題」をめぐっては、1)24時間保育など女性医師の勤務環境整備への取り組み2)主治医制から担当医制やチーム制への移行3)短時間正規雇用といった多様な勤務形態―などの必要性が指摘された。 「医師会」に対しては、医学生や研修医向けには日本の医療の歴史などを、国民向けには医療を守るために理解してもらうべきことなどをもっと広報して欲しいなどの意見や要望が活発に出された。 次回は、3月19日に開催の予定。 ◆問い合わせ先:日本医師会企画課 TEL:03-3946-2121(代) |
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