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定例記者会見 「2009年病院における地球温暖化対策自主行動計画フォローアップ報告」 ―今村聡常任理事 |
これに対し、同常任理事は「病院側の温暖化対策に対する意識が高まっていて、調査に対して積極的に回答していただいている。その結果、調査の信頼性が高くなっている」と述べた。 調査結果については、2008年度の二酸化炭素(CO2)の排出原単位の実績は、前年の2007年度比で7.9%減となり、前年度に引き続き目標とした年率1.0%減を下回った。特に大きな要因としてエネルギー転換工事の推進等による、「重油・灯油といった化石エネルギー使用量の削減」と、「重油・灯油から電力・ガスへのエネルギー転換」が影響したと考えられると説明。 また、調査協力病院には、データをフィードバックし、全体の中で自院がCO2の排出に関して、どの位置にあるか、あるいは、自院の取り組みが不足している部分をわかるようにしている。 今後の重要な課題として同常任理事は、鳩山政権のCO2排出25%削減政策の中で、地球温暖化対策基本法の制定と「地球温暖化対策税」および「国内排出量取引制度」の創設に際し、病院経営の非常に厳しい現実を踏まえ、安定的かつ持続的な病院経営を担保する新しい財源制度の創設や制度の仕組みを併せて検討すべきと述べた。 ◆問い合わせ先:日本医師会地域医療第二課 TEL:03-3946-2121(代) |
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