日医白クマ通信 No.13 2004年11月1日(月) |
第IX次 生命倫理懇談会 諮問は「ふたたび終末期医療について」 |
第IX次生命倫理懇談会の第1回会合が、10月27日、日医会館で開催された。
櫻井秀也副会長の司会で開会し、冒頭、植松治雄会長は、「末期医療については、『末期医療に臨む医師の在り方』について報告を、平成4年の第III次生命倫理懇談会でいただいている。それから12年の歳月が流れて、国民の意識の変化、医療技術の進歩など医療環境が変貌してきてきている。特に、高齢者の末期医療については、もう一度議論する必要があると感じている」とあいさつした。
植松会長は、座長に高久史麿日本医学会長を指名し、諮問書「ふたたび終末期医療について」を手渡した。
高久座長は、「終末期医療はいろいろな問題を含んでいる。医療現場で、どのような判断を下すのが最適か、苦しむ場面もあると思う。むずかしい諮問をいただいたが、意見をまとめられるように努力したい」と話した。
この後、フリートーキングに入り、安楽死、尊厳死など末期医療に関連する多くの問題について、委員による自由討議が行われた。
これらの意見をまとめた報告書は、平成17年度末には出される予定になっている。
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