日医白クマ通信 No.140 2005年6月17日(金) |
第11回都道府県医師会介護保険担当理事連絡協議会 |
第11回都道府県医師会介護保険担当理事連絡協議会が、6月15日、日医会館大講堂で開催された。 野中博常任理事の司会で開会。冒頭、植松治雄会長は、「かかりつけ医としての役割を十分に果たすために、地域包括支援センターとのかかわりが重要と考えている。地域医師会による地域包括支援センター運営協議会への積極的な取り組みが望まれる」とあいさつした。 当日は、厚生労働省から講師2名(香取照幸・老健局振興課長、三浦公嗣・老健局老人保健課長)を招き、「地域包括支援センターとケアマネジメントについて」「地域支援事業について」をテーマにそれぞれ講演が行われた。 香取課長は、介護保険制度を超えた「地域包括ケアマネジメント」の重要性を強調したうえで、その総合的なマネジメントの中核を担う、「地域包括支援センター」に期待される機能などについて解説を行った。 三浦課長は、介護保険制度の施行後に見えてきた課題について触れたあと、改革の柱の一つである、「予防重視型システムへの転換」について解説。介護予防事業に関しては、地域活動支援(ヘルスプロモーション)の観点が重要であると説明した。 質疑応答に続き、野中常任理事から「今後の取組みについて」と題する講演が行われた。野中常任理事は、昨年11月に公表した、日医「高齢者医療と介護における地域医師会の取り組み指針」の具体化とその実現に向け、地域における多職種連携機能の強化の重要性について言及。また、医師会が積極的に地域包括支援センターの運営に関わることの意義について力説した。 |
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