白クマ
日医白クマ通信 No.143
2005年6月22日(水)


京都府医師会 『みんなで考えよう 子育てから介護まで』を開催

京都府医療推進協議会


 ◆『みんなで考えよう 子育てから介護まで』◆
=これからの日本の医療・保健・福祉を考える=

 京都府医療推進協議会では、6月19日、京都市勧業館「みやこめっせ」において『みんなで考えよう 子育てから介護まで』を開催。当日は約1,800名もの府市民の方々が来場しました。

 油谷桂朗京都府医療推進協議会長(京都府医師会長)の主催者あいさつにつづいて、下記のイベントなどが開催されました。

「イベントステージでもさまざまな催し」
 イベントステージでは午前中、「肩こり体操」(京都府理学療法士会) 「腰痛予防体操」(京都府鍼灸マッサージ師会)「転倒予防運動」(京都府柔道整復師会)が催され、多く参加者がからだを動かしました。また、京都府薬剤師会、京都府病院薬剤師会による「知っててよかった薬の正しい使い方」も行われました。

 午後からのジョニー広瀬&霞によるマジックショーでは、多くの参加者がマジックのおもしろさに魅了されました。

「パネルディスカッション『生活習慣から考える病気の予防』」 (生活習慣”病”が生活習慣になります)
 パネルディスカッションでは、「生活習慣から考える病気の予防」と題し、田中善紹氏(京都禁煙推進研究会)、和田成雄氏(京都糖尿病医会)、河島玲子氏(京都府食生活改善推進員連絡協議会)、福州修氏(京都府医師会)の4名のパネリストを交えて生活習慣病の予防という観点から意見交換が行われました。

 各パネリストがそれぞれ専門の立場から生活習慣病の予防と対策について、「健診の必要性」「禁煙の勧め」「生活習慣病の早期発見・早期治療」「食生活の改善」についての意見を述べ、「健康を守る生活習慣10カ条(★)」を取りまとめました。この中で福州京都府医師会理事は、生活習慣病の予防によって将来の医療費が2兆円圧縮できるとの試算も紹介しながら、今の医療制度をともに守り、発展させることを呼びかけました。

「各ひろばに集まり、熱心にブースを見て回る参加者」
 各ひろばでは京都府医療推進協議会の構成団体がさまざまなブースを出展。
 多くの参加者が思い思いのブースを興味深く見て回っていました。

 また、イベントステージでは京都芸術デザイン専門学校生による「医療制度を守る」ポスターが展示され、金賞・銀賞・銅賞の受賞作品に上原京都府医師会副会長から賞状が手渡されました。

(★)=健康を守る生活習慣10カ条=
 第1条:バランスのとれた栄養をとる
 第2条:毎日、変化のある食生活を
 第3条:食べ過ぎを避け、脂肪は控えめに
 第4条:野菜は1日350グラム以上
 第5条:塩辛いものをひかえる
 第6条:お酒はほどほどに
 第7条:たばこは吸わない
 第8条:睡眠はじゅうぶんに
 第9条:適度なスポーツを
 第10条:身体を清潔に

2005年6月19日 京都府医療推進協議会

主催:京都府医療推進協議会
問い合わせ先:京都府医師会 TEL:075-312-3671


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