白クマ
日医白クマ通信 No.1472
2011年11月4日(金)


「勤務医委員会臨床研修医部会 in 富山県」を開催

勤務医委員会臨床研修医部会


 日医では、医師の第一ステージにある臨床研修医が、臨床研修における問題点や改善点等について自由に討論できる場として、平成21年度より、勤務医委員会のもとに、臨床研修医部会を設置しているが、昨年度の同部会からは、より様々な立場の臨床研修医と意見交換を行う場として、部会を充実して欲しいとの要望があった。

 そこで、10月29日に富山市内で開催された、平成23年度全国医師会勤務医部会連絡協議会に合わせ、同協議会の前日、10月28日に、「勤務医委員会臨床研修医部会 in 富山県」を富山市内で開催した。部会には、富山県内の7臨床研修病院から9名の臨床研修医が出席。日医からは、三上裕司・今村聡両常任理事のほか、オブザーバーとして、泉良平勤務医委員会委員長、今枝宗一郎勤務医委員会委員が出席した。

 部会では、三上常任理事の司会のもと、臨床研修制度ならびに医学部教育について、出席者より忌憚のない意見等が述べられた。

 臨床研修制度については、平成22年度の臨床研修から適用されている制度の見直しで、必修科目が減少したことに関して意見等が述べられたが、将来の希望診療科が決まっているか等、個々人の考え方によって賛否が分かれた。

 また、厚生労働省の「臨床研修の到達目標」で症例レポートを提出することとされている項目に、精神科を回らないと書けないような疾患があるので、精神科が選択必修になったのは整合性が取れていない等の意見があった。

 臨床研修修了後の進路については、すべての出席者が医局に入局する予定であるとのことであった。

 医学部教育については、出席者の出身大学における教養科目や医師国家試験対策の状況に関して話があったほか、人格の涵養の観点から、他学部との交流の重要性などについても意見があった。

◆問い合わせ先:日本医師会企画課 TEL:03-3946-2121(代)


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