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定例記者会見 「勤務医の健康支援に関するプロジェクト委員会報告書まとまる」 ―今村聡常任理事 |
同委員会への会長諮問は、「勤務医の労働時間ガイドラインのあり方について」であり、報告書は、I.はじめに、II.2011年度勤務医の健康支援に関するプロジェクト委員会による取り組み、III.勤務医の労働時間ガイドラインのあり方について、IV.まとめと今後の課題、および資料1〜3で構成されている。 IIでは、日医が全国に取り組みを依頼している「医師の職場環境改善ワークショップ研修会」の概要が紹介されている。2011年度の研修会は、病院管理者や産業医を対象に都道府県医師会8ヶ所、学会等4ヶ所で開催され、今後の研修会や新たなファシリテーター育成に役立てるため、徳島県医師会での研修会の模様を録画したDVDを作成し、各都道府県医師会等に配布したことの報告もされている。 IIIでは、勤務医の健康を支える視点から、「勤務医の労働時間ガイドライン」を策定する意義3項目と、実際の作成にあたって考慮すべき点7項目がまとめられている。 今村常任理事は、「病院が問題意識を持って自らチェックした上で、問題があるのであれば、法律と実態との現実的な摺合せ案について、それぞれの現場において出来る取り組みを検討することが重要」と強調し、「全国の病院の取り組みのうち、成果を上げている事例を参考にして欲しい」と述べた。 最後に同常任理事は、今後、労働時間の見直しの手引きや現状把握用のチェックリスト等を作成し、労務管理に通暁していない管理者でも、比較的簡易に対応できる環境を整えたいとの考えを明らかにした。 ◆問い合わせ先:日本医師会地域医療第二課 TEL:03-3946-2121(代)
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