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大阪府医師会「第42回シルバー健康大学」 |
冒頭、阪本栄・府医理事があいさつ。日本人の平均寿命は男性79.44年、女性85.90年(平成23年)となり、日本は世界有数の長寿国となったが、これは我が国の医療の質の高さとともに、受診機会を平等に保障する「国民皆保険制度」の影響が大きいと述べた。しかし現在、TPP参加交渉や医療ツーリズム、関西イノベーション国際戦略総合特区など、医療制度に悪影響を及ぼしかねない政策が議論されていると危惧を表明。今後とも、これらの政策に注視し、明確に反対していくとした。 続いて、飯田紀彦氏(飯田クリニック院長)が、「老いる、高齢者のメンタルヘルス」と題して講演。飯田氏は、健康とは「人生において、自らの目標達成のために必要な活動能力」と定義し、目標を持つことがQOLの向上につながるとした。また、リラックスが一番のセルフケアであり、日常生活の中でホッとできる時間を持つことが重要であるとアドバイス。リラクゼーションの方法として、丹田呼吸法や顔面筋弛緩法、自己空間拡張法などを紹介した。 恒例の吉中康子氏(京都学園大学教授)による体操指導では、「歌って、動いてAGEプログラム!!――からだの中から元気を創ろう!」をテーマに、座りながらできる簡単な体操を参加者と一緒に行った。 (文責:大阪府医師会広報担当理事・阪本栄) ◆問い合わせ先:大阪府医師会広報課 TEL:06-6763-7013 |
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