日医白クマ通信 No.163 2005年7月11日(月) |
全国訪問看護事業協会10周年記念式典 |
全国訪問看護事業協会10周年記念式典が、7月7日、日医会館で開催された。 冒頭、相川宗一全国訪問看護事業協会会長(さいたま市長)は、「訪問看護の質の向上と訪問看護事業の経営の安定化に向けて、全力で会員の皆様を支援する努力をしてきた」と協会発足からの10年間を振り返ったうえで、「地域の在宅療養を支える担い手として、今後とも訪問看護に取り組まれるよう期待する」とあいさつした。 来賓として、中村秀一厚生労働省老健局局長、植松治雄日本医師会長(寺岡暉日医副会長代理出席)、久常節子日本看護協会会長(小川忍日看協常任理事代理出席)が招かれ、植松会長(寺岡副会長代読)は来賓のあいさつとして、「今後とも、訪問看護に対する国民のニーズに応えるべく、全国訪問看護事業協会が、訪問看護事業を支える拠点として、より良い訪問看護サービスの提供のために引き続き主導的な役割を果たされますよう、一層のご活躍を期待申し上げる」と祝辞を述べた。 来賓のあいさつに続いて管理者永年勤続表彰が行われ、表彰状と記念品が贈呈された。本表彰は、協会設立10周年を迎えるにあたり、設立当初から訪問看護ステーションの発展に尽くしてきた管理者の労に報いるためのものであり、80名の管理者が表彰の対象となった。 その後、講演会として、(1)市原悦子氏(女優)による記念講演「私が選んだ女優の道」、(2)山崎摩耶協会理事をコーディネーターとして、訪問看護ステーションの管理者5名による成果発表会が行われた。講演会のあとには祝賀会が催され、盛会裏に終了した。 |
埼玉県医師会 「埼玉県保健医療関連団体協議会・禁煙活動推進方針」について |
埼玉県保健医療関連団体協議会は、平成17年7月4日、県民の健康を守るための禁煙活動を推進するため、「埼玉県保健医療関連団体協議会・禁煙活動推進方針」を下記のとおり決定し、埼玉県知事および埼玉県議会議長あて、要望書を提出した。
1.「たばこの規制に関する世界保健機関枠組条約」は、平成17年2月27日に発効した。本条約には、たばこ価格(たばこ税)の引き上げ(第6条)、受動喫煙の防止(第8条)、たばこの警告表示の強化(第11条)などの規定がある。これらの対策を誠実に実行することが、本条約の締約国一員としての我が国に求められている。
2.我が国の喫煙率は低下傾向にあるが、諸外国に比して、依然として高い水準にある。たばこ対策としては、喫煙が健康に及ぼす悪影響について、たばこパッケージの警告表示を文字表示するだけでなく、図や写真などで具体的にわかりやすくはっきりと明示して知識の普及を図ることはもちろんのこと、受動喫煙の防止、あるいは未成年者の喫煙防止のために禁煙教育の推進、自動販売機に対する規制の強化などが重要である。
3.世界保健機関(WHO)からも示されているとおり、たばこ価格の引き上げは、たばこの消費、とくに未成年者の消費を減少させるための最も有効で、かつ費用対効果の高い方策である。
4.たばこの価格を2倍にした場合には、喫煙者が2〜3割減少することが分かっている。従って、たばこによる健康被害を被る人が減少するだけでなく、たばこの売り上げ総額は増加するので、国、地方行政の税収も増えることになり、一石何鳥もの効果が得られることになる。国民の健康を守る立場から、たばこ価格の大幅な引き上げを実現するよう強く要望する。
埼玉県保健医療関連団体協議会
埼玉県医師会
埼玉県歯科医師会
埼玉県薬剤師会
埼玉県看護協会
埼玉県接骨師会
埼玉県栄養士会
埼玉県理容生活衛生同業組合
埼玉県美容業生活衛生同業組合
埼玉県鍼灸師会
(文責:埼玉県医師会常任理事 林輝男)
◆問い合わせ先:埼玉県医師会 TEL:048-824-2611
埼玉県保健医療関連団体協議会
埼玉県医師会 会長 吉原忠男
埼玉県歯科医師会 会長 蓮見健壽
埼玉県薬剤師会 会長 小嶋富雄
埼玉県看護協会 会長 大熊トシ
埼玉県接骨師会 会長 渕辺吉博
埼玉県栄養士会 会長 日景榮幸
埼玉県理容生活衛生同業組合 理事長 大塚公生
埼玉県美容業生活衛生同業組合 理事長 小川博
埼玉県鍼灸師会 会長 高橋清人
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