白クマ
日医白クマ通信 No.1669
2013年5月30日(木)


定例記者会見
三党実務者協議に医療に関する議論の充実を求める
―横倉会長

定例記者会見


 横倉義武会長は、5月29日の定例記者会見で、三党実務者協議における議論が年金にのみ集中し、医療についての議論が十分に行われていないことから、自民党、民主党、公明党の三党実務者協議のメンバー宛てに、医療についての議論もしっかり行うことを求める要望書を提出したことを報告した。  

 横倉会長は今回の要望書を提出した理由について、三党実務者協議において、医療提供体制の充実に向けた議論が十分に行われていないことに危機感を感じたからだとした上で、本要望書の内容については、各党の政策責任者に会って、直接要望を行ったことを説明。「団塊の世代が後期高齢者になるまでには、あと8年しかなく、その間に準備をするためにも、与野党に対してはもっとしっかり議論をして頂きたい」とした。

 国民が必要とする医療が過不足なく受けられる社会づくりのため、医療財源の活用に当たっては、「公的医療保険による国民皆保険の堅持」「国民の安全な医療に資する」という2つの視点が最重要であると指摘。

 また、消費税増税分の使い道については、年金に偏らず、1)8%の引き上げ時より、医療の充実のために、より多くの財源を確保すること2)消費税収による控除対象外消費税問題の解決―に向けた配慮も必要だと述べた。

◆問い合わせ先:問い合わせ先:日医総合医療政策課 TEL:03-3946-2121(代)
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