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定例記者会見 「ブルネイTPP会合へ羽生田副会長を派遣」 ―横倉会長 |
その上で、同会長は、日医では従来から、TPP交渉参加に関し、1)医薬品価格の高騰、2)医師免許の相互認証、3)民間医療保険の拡大、4)医療への株式会社の参入、5)ISD条項、ラチェット規定―など、いくつかの懸念を表明するとともに、国民皆保険の堅持を強く政府や国民に訴えてきたとした他、「既に、7月31日の定例記者会見でも述べているとおり、過度な規制緩和によって国民の皆さんに医療における格差が生じることへの懸念についても、日医の政策として、繰り返し述べてきている」と強調。 最後に、同会長は、TPP交渉会合は政府交渉団に守秘義務が課されていることは承知しているとし、「交渉の内容については交渉団からの情報は十分には取れないかと思うが、どういうような状況なのかを肌で感じ、参加しているさまざまな国の医療関係団体、製薬団体、メーカー等からの情報をしっかり収集してきてもらおうと思っている」と述べた。 ◆問い合わせ先:日本医師会広報・情報課 TEL:03-3946-2121(代) |
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