白クマ
日医白クマ通信 No.1709
2013年10月28日(月)


定例記者会見
「現場の声を改定に反映出来る3名の委員を推薦」
―横倉会長

定例記者会見


 横倉義武会長は10月23日、記者会見を行い、10月26日付で任期満了となる中医協委員について、現中医協委員の鈴木邦彦常任理事、安達秀樹日医社会保険診療報酬検討委員会委員長に加えて、中川俊男副会長の3名を田村憲久厚生労働大臣に推薦したことを報告した。

 中医協委員に関しては、中医協発足以来、医師を代表する委員は5名とも日医の推薦に基づき選任されてきたが、日本歯科医師会の委員による汚職問題を契機に、医師を代表する5名の委員のうち2名は病院団体から、その他の3名は地域医療の担い手を代表する日医が推薦し、その意見を尊重した上で、厚労大臣が選任することになっている。

 横倉会長は、今回の3名の委員について、「その推薦に当たっては、次回改定が、今後の医療提供体制の改革に密接に関連した重要な改定であり、現場の意見をしっかり反映させなければならないこと等を勘案して決めた」と説明。また、今回退任することになった嘉山孝正全国医学部長病院長会議相談役については、山形大学学長特任補佐という役職にあるばかりでなく、今年から日本脳神経外科学会の理事長に就任され、多忙ということで辞退したい旨の申し出が本人からあったことを説明。嘉山相談役には、いろいろな面で、今後もサポートしてもらうことになっているとした。

 更に、横倉会長は、次回改定に向けた今後の議論においては消費税や診療所の問題が重要な問題になることから、今村聡、松原謙二両副会長にも、中医協委員をしっかりサポートするよう指示したことも明らかにし、執行部一丸となって次回改定に臨む考えを示した。

◆問い合わせ先:日本医師会医療保険課 TEL:03-3946-2121(代)


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