日医白クマ通信 No.171 2005年7月21日(木) |
「臨床心理士及び医療心理師法案」について日医の見解を公表 |
臨床心理士・医療心理師の国家資格化に係る「臨床心理士及び医療心理師法案要綱骨子」は去る7月5日に議員立法として承認され、今後は法案の策定作業に入る予定となっている。 青木常任理事は、「日医は日本精神科病院協会および日本精神神経科診療所協会と本法案についての協議を重ね、医療の観点からの助言をしてきたが、内容をみると修正すべき点が多く、未熟な状態にある。今後さらに検討を続けるべきだ」と述べたうえで、日医が考える問題点として次の2点を挙げた。 1.臨床心理士の業務範囲が広すぎる
2.臨床心理士・医療心理師とも名称独占のみで業務独占が認められていない
また、「法案の修正は容易ではないが、心理技術者の資格化は精神科医療にとって長らく待ち望まれたものであり、日医としても、このような臨床心理士・医療心理師などの職種についての身分法の制定は必要だと考えている。この火が消えることは何としても避けたい」と強調し、法案が白紙撤回されることへの危惧を表明した。 |
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