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定例記者会見 「実調の結果を踏まえ、診療所、中小病院の経営改善に努める」 ―鈴木常任理事 |
同常任理事は、一般病院で医療法人の医業収益の伸びは見られず、損益率は 横ばいとされていることに関して、(1)医業収益の伸び率を見ると医療法人は 0.8%となっており、国立、公立が3.1%、2.3%と高いことに比べて低い数字に なっていること、(2)税引き後の利益率で見ると、国立、社会保険関係法人が 赤字を解消しているにもかかわらず、医療法人は低下していること―などを挙 げ、医療法人の経営は決して改善していないと強調した。 また、一人当たりの給与費に関して、医療法人においては医師に加えて、看 護師の伸びも高くなっており、民間の医療法人でも処遇改善が進んでいるよう に見えるが、このことは一方で、一定の金額を提示しなければ採用が難しくな っていることも示していると指摘。更に、一般診療所では院長の給与の伸び率 がマイナスになっていることに言及し、院長の給与を削ることで従業員の確保 をしていることが分かり、依然として苦しい状況がうかがえるとした。 その上で、同常任理事は、これからの超高齢社会を乗り切るためにも地域に 密着した医療は必要であり、今後の中医協での議論においては、診療所、中小 病院の経営の改善を訴えていきたいと述べた。 ◆問い合わせ先:日本医師会医療保険課 TEL:03-3946-2121(代) |
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