白クマ
日医白クマ通信 No.1722
2013年11月26日(火)


勤務医委員会臨床研修医部会 in 岡山県
研修医をめぐる諸問題について、活発に協議

勤務医委員会臨床研修医部会


 日医では、臨床研修医が臨床研修における問題点等について自由に討論出来る場として、平成21年度より、勤務医委員会の下に臨床研修医部会を設置しており、平成23年度からは全国医師会勤務医部会連絡協議会の開催前日に地元の臨床研修医を集め、同部会を開催している。

 今回は、11月9日に岡山市内で開催された平成25年度全国医師会勤務医部会連絡協議会の前日に、「勤務医委員会臨床研修医部会in岡山県」を開催した。部会には、岡山県内の九臨床研修病院から9名の臨床研修医が出席。日医からは、小森貴常任理事の他、オブザーバーとして、泉良平勤務医委員会委員長、清水信義勤務医委員会委員が出席した。

 当日は、小森常任理事の司会の下、必修診療科以外の診療科の選択、臨床研修病院における指導体制及び女性医師支援等について、出席者より忌憚のない意見が述べられた。

 必修診療科以外の診療科の選択については、「研修2年目の臨床研修医から1年目の臨床研修医に対して、将来希望する診療科のみならず、他の診療科を回ることで、多くの経験を積むべき」「将来希望する診療科は、病院業務に慣れてから研修した方が良い」などのアドバイスがあった。

 臨床研修病院における指導体制については、具体的目標を設定した上で、評価を数値化し、到達度を共有することで、指導方針が明確になり有効であった等の事例紹介や、病院や指導医等により指導体制が一定でないとして、臨床研修の質を担保する仕組みづくりの必要性が指摘された。

 女性医師支援については、男女共同参画の視点から、「男女を問わず、育児休業が取得しやすい環境の整備推進が必要」といった指摘や、「出産・育児等に関する相談窓口事業等の情報提供が十分行き届いていない」といった意見があった。

 この他、研修プログラムに対する満足度、医療関係職種の職域範囲、勤務環境の現状等についても活発な意見交換が行われた。

◆問い合わせ先:日本医師会庶務課 TEL:03-3946-2121(代)


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