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日医、日本獣医師会との間で学術協力の推進に関する協定を締結 |
今日、国民の間では高病原性鳥インフルエンザをはじめとする多くの人と動物の共通感染症の流行制御への関心や食品の安全性確保に関する意識が高まっており、医師と獣医師が緊密に連携し、安全で安心な社会を構築することが求められている。今回の協定は、2012年に世界医師会と世界獣医学協会が動物由来感染症対策、食の安全の向上等に向けた協力関係を構築する覚書を締結するなど、昨今の社会状況に鑑み、両者が連携並びに協力関係を強化することを目的に締結したもので、協定書の基本事項には、1.医療及び獣医療の発展に関する学術情報を共有し、連携・協働する、2.両者が必要とする学術情報を可能な限り相互に提供する、3.両者による課題別及び体系的活動の推進を図る、4.全国レベル並びに地域レベルにおける医師及び獣医師の交流を促進する――が掲げられている。 調印に際し、横倉会長は、「鳥インフルエンザのみでなく、感染症の中には動物由来のものも多く、いわゆる人獣共通感染症対策の必要性が改めて認識されている。日医においても、これまで『動物由来感染症ハンドブック』の発行など、人獣共通感染症対策の普及・啓発に努めてきたが、本日の協定書の締結を新たな第一歩として、今後は獣医師会との協力関係の下に具体的な協議を進め、実効ある対応を図っていきたいと述べた。 ◆問い合わせ先:日本医師会 地域医療第三課 TEL:03-3946-2121(代) |
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