白クマ
日医白クマ通信 No.1760
2014年3月20日(木)


岐阜県医師会「第7回岐阜県三師会合同学術講演会」

学校医・学校歯科医・学校薬剤師は「学校における食物アレルギーやエピペン注射液を処方された児童・生徒にどのように対応すべきか」をテーマとした研修

 岐阜県では平成20年度より医師会、歯科医師会、薬剤師会相互の交流・連携を深めるため毎年合同学術講演会を開催している。今年度は平成26年3月16日、岐阜県医師会館に於いて開催した。

 平成24年12月20日に東京都調布市で起きた女児の食物アレルギーによる死亡事故以来、学校教職員に対する、アレルギーやエピペン注射液の使用法についての研修会は全国的に開催されており、岐阜県においても市町村や学校単位で開催されている。しかし、学校医・学校歯科医・学校薬剤師に対する研修会は殆ど開催されていなかった。

 そこで、今年度はテーマを「アレルギー」とし、学校医・学校歯科医・学校薬剤師の活動に役立つことを目的として講演会を開催した。

 まず「エピペン注射液の適正使用について」と題して、ファイザー株式会社の学術担当者からの説明があった。

 特別講演は「岐阜県におけるアレルギー対策の歩み」と題して、岐阜県喘息予防・アレルギー系疾患対策事業連絡協議会委員長である古井秀彦先生が講演された。食物アレルギーを中心としてアレルギーの基礎的な知識、岐阜県におけるアレルギー性疾患の実態、学校におけるアレルギー対策と課題について話され、歯科医師、薬剤師にも分かりやすく充実した内容の講演であった。

 また、この講演会はエピペン注射液処方医師講習会に認定されており、受講した医師、歯科医はエピペン注射液処方医師に登録申請した。

 出席者は医師23名、歯科医師47名、薬剤師43名、計113名であった。

〔文責:岐阜県医師会常務理事 鳥澤英紀(学術・生涯教育担当)〕

◆問い合わせ先:岐阜県医師会 TEL:058-274-1111


  日本医師会ホームページ
http://www.med.or.jp/
Copyright (C) Japan Medical Association.
All rights reserved.