白クマ
日医白クマ通信 No.1820
2014年10月24日(金)


大阪府医師会
「在宅医療ネットワーク講演会」―歌う尼さんの歌と講演

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 在宅医療をもっと身近に感じてもらえるようにと、大阪府医師会(伯井俊明会長)と在宅医療ネットワーク支援会議(会長=黒田研二・府医師会介護・高齢者福祉委員会委員長)は10月11日午後、大阪府医師会館で、在宅医療ネットワーク講演会「住み慣れた街で暮らし続けるために」を開催し、地域住民ら約230名が参加した。

 第1部は、シンガーソングライターで、奈良県高取町教恩寺の住職を務める、やなせななさんの歌と語りで展開。命を全うした高齢者や志半ばで早逝したがん患者に寄り添い、命の輝きに触れた体験を映像とともに紹介。自らもがん治療を決断した際に揺れ動いた思いも伝え、生老病死や仏教の味わいを感謝の言葉とともに綴った。

 第2部・パネルディスカッション「自宅、地域で最期まで――事例から考える在宅医療・在宅ケア」では、黒田氏と宮川松剛・府医師会理事が座長となり、医師、歯科医師、薬剤師、訪問看護師、退院調整看護師の5名が、モデル事例に対するチームアプローチの様子を紹介した。

 フロアからは延命措置の範疇や、死亡診断書と死体検案書の違いについて質疑がなされた。また、参加者の感想には、最期の場所に対する考えが改まった、老親の看取りについて相談したいなどが記されていた。

(文責 大阪府医師会広報担当理事 阪本 栄)

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◆問い合わせ先:大阪府医師会広報課 TEL:06-6763-7013


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