白クマ
日医白クマ通信 No.183
2005年8月3日(水)


岡山県医師会 県民公開講座「たばこ やめたい人・やめたくない人も全員集合」を開催

県民公開講座


 7月30日に岡山県医師会生活習慣病対策協議会主催の県民公開講座が開講された。

 清水信義岡山大学副学長は、呼吸器外科医の立場から「喫煙の害」と題する講演を行った。清水副学長は、きれいな肺、真っ黒に汚れた肺を見せながらタバコのニコチン、タールと一酸化炭素が身体各所に障害をきたし、本人の喫煙習慣が子孫まで影響することを「死に神が後継者を育てる」「喫煙は緩慢な自殺」「タバコは毒物の缶詰、毒の総合商社」と警告した。 

 地元紙の木山博雅論説委員は、禁煙に向かう世論を示す世界中の記事を紹介し、「嗜好品としての依存症を断つ諸策が必要」とした。

 守谷欣明禁煙問題協議会長は、禁煙に導く方法や喫煙がもたらす社会的損失を示し、「健康増進法の成果が緊急の課題」とした。

 最後に登壇した藤本貴子愛育委員連合会長は、母と子の健康作りには社会の禁煙が重要として、会をあげて邁進する取り組みを紹介した。

(文責:岡山県医師会理事 笠井英夫)

◆問い合わせ先:岡山県医師会 TEL:086-272-3225


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