白クマ
日医白クマ通信 No.1916
2015年9月3日(木)


定例記者会見
「水銀血圧計・水銀体温計に回収に向けた取り組みを説明」
―羽鳥常任理事

定例記者会見


 羽鳥裕常任理事は、環境省が「医療機関に退蔵されている水銀血圧計等の回収に関するセミナー」を開催することについて、これまでに水銀を用いた医療機器に関する日医の取り組みを含めて、9月2日の記者会見で説明した。

 同常任理事は、水銀の扱いに関して、平成25年10月の外交会議で水銀が人の健康や環境に与えるリスクを低減するための包括的な規制を定める国際条約として「水銀に関する水俣条約」を採択し、平成32年以降、水銀を使った製品(水銀血圧計等)の製造や輸出入が原則として禁止される見通しとなっていることを説明。

 現在、全国の医療機関において、水銀血圧計等が使われている状況であり、今後、使われなくなった場合の正しい廃棄方法の周知や環境整備が必要と考え、(1)平成26年8月に環境省の「水銀血圧計・水銀体温計の回収促進事業」のモデル地域選定に協力し、神奈川県川崎市医師会を推薦するとともに、本事業を実施、(2)本年4月に今村聡副会長が望月義夫環境大臣に、5月には今村副会長と共に塩崎恭久厚生労働大臣に、廃棄処理方法の整備に関する要望を提出―などの活動を行ってきたとした。

 その上で、同常任理事は、環境省が策定した医師会等関係団体が水銀血圧計等の回収事業に取り組む際に参考となる回収マニュアルの説明等を行うため、「医療機関に退蔵されている水銀血圧計等の回収に関するセミナー」を9月17日に東京会場で、その後10月11月中に仙台・名古屋・大阪・福岡各会場でそれぞれ開催されることになったことを紹介。ぜひ医師の方にも参加して欲しいとした。

 最後に同常任理事は、現在、水銀廃棄物処理体制の整備に向けて郡市区医師会等を対象に保有数の把握や、利用状況を把握するため、「水銀血圧計・水銀体温計に関するアンケート調査」を行っていることを報告。また、日本医学会を始め、日本高血圧学会等の関係学会と連携しながら、代替する機器などの検討も進めていく考えを示した。

◆問い合わせ先:日本医師会地域医療第1課 TEL:03-3946-2121(代)
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