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定例記者会見 地域包括ケアに向けた『かかりつけ連携手帳』を公表 ―石川常任理事 |
『かかりつけ連携手帳』は、かかりつけの医師・薬剤師・歯科医師及び地域包括に欠かせない看護・介護スタッフ等の医療従事者が、それぞれに持っている患者さん単位の情報をアナログ的に共有できるようにすることを目的としている。日医では、日本歯科医師会、日本薬剤師会と共に「健康・医療・介護分野におけるICT化」の連携基盤の構築・環境整備事業の推進に努めているが、ICTによる情報連携の仕組みが普及するまでの間、アナログでも十分な連携が行えるよう、『連携手帳』を作成することにした。 同常任理事は、本年4月より実施されている在宅医療・介護連携推進事業において、具体的な8つの取り組み内容に「医療・介護関係者の情報共有の支援」が掲げられていることに言及。「健康・医療・介護分野における情報連携のICT化は、まだ基盤の準備段階であり、全ての地域でICTを用いることは難しい」と説明した上で、「ICTの普及にはまだ時間がかかると考えられているが、この『かかりつけ連携手帳』を活用することで、ICTを利用しなくても医療・介護関係者との連携を推進できる」とし、『連携手帳』作成の意義を強調した。 また、同常任理事は、『連携手帳』には、オプションページを設けており、地域の特性に合った情報を追加することで活用の幅が広がり、地域に根付かせることもできるとした上で、「日医のホームページで公開している『かかりつけ連携手帳』を活用し、地域の実情に合った健康・医療・介護分野における情報連携を進めて欲しい」と述べた。 ◆問い合わせ先:日本医師会総合政策研究機構 TEL:03-3946-2121(代) |
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