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第4回有床診療所に関する検討委員会「1人医師堅持を確認」 |
当日は、議論に先立って、担当の三上裕司常任理事から、社会保障審議会医療部会の審議内容ならびに8月1日付で取りまとめられた中間まとめの内容について、説明が行われた。そのなかでは、(1)医療法13条に規定のある48時間規制については、大方の委員がその撤廃に賛成していること、(2)有床診の人員配置標準を医療法に明記するか否かが今後の課題となること(日医としては得策ではないと考えているが)などの話があった。 その後は、報告書取りまとめに向けて、骨子(案)を基に議論が行われた。そのなかでは、主に医療安全の確保について議論が行われ、連携する近隣の医療機関等の協力医の確保を要件とする必要性は認めることで合意された。また、人員の配置については1人医師堅持を確認するとともに、診療報酬については看護要員等の配置に応じた病院並みの入院基本料の保証を強く求めることとした。 なお、報告書に添付される予定の「平成17年有床診療所実態調査」結果については、多くの委員から、「有床診の実態を正確に表したものとなっており、中医協での診療報酬改定議論の際に、資料として活用してほしい」との要望が出され、執行部にその対応を一任することになった。 今後については、次回の委員会(9月下旬)で、最終報告書を取りまとめる予定となっている。 |
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