白クマ
日医白クマ通信 No.212
2005年9月1日(木)


国民生活安全対策委員会「食品安全に関する情報システムの構築について討議」

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 国民生活安全対策委員会が、8月31日、日医会館で開催された。

 最初に、担当の土屋隆常任理事が中央情勢について報告を行った。

 本委員会の会長諮問は「食品安全に関する情報システムの構築について」で、同委員会のたたき台が示された。

 小澤明委員長が、このたたき台について次回、次々回と2度議論をして報告書を取りまとめたいので、さまざまな観点からご指摘をいただきたいとの話があった。

 まず、食品安全に関わる情報をどのように分類するかについて、「a.警告・禁止、b.注意喚起、c.要観察、d.保存」の4段階でよいかどうかについて議論を行い、原案でよい、5段階にすべきなどの意見が出された。また、寄せられた情報のレベルを誰がどのように判断し、どのような媒体を使って、誰を対象にして情報を流すかについて、それぞれフリーディスカッションの形式で意見の交換をした。

 本情報システムのながれでは、「食品による健康被害の発生、覚知」「日医・委員・県医で情報共有」「本委員会の開催、検討」「緊急性・重要性の判断」「厚労省解析、対策を県医・会員に提供」「日医の活動報告とその評価」−などが図示され、それを基に議論を行った。

 つづいて、内藤裕郎副委員長が、東京都医師会で1000診療所を対象に「健康食品・サプリメントなどの安全性情報共有」のモデル事業を開始したことについて報告した。

※土屋隆常任理事の「隆」の字は機種依存文字なので、近い字を使用しております。ご了承ください。


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