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大阪府医師会「府民の健康と福祉を守る大阪府地域医療推進協議会を開催」 |
会議の冒頭にあいさつした酒井協議会長(府医会長)は、今回の総選挙における与党の圧勝により、小さな政府を目指した施策の推進、特に、医療費の抑制政策がさらに深刻化するとの懸念を示しながらも、医療の安全や質は確保していくことが重要であると強調。このような情勢下、本協議会としても府民の医療・保健・福祉を推進するための活動を後退させてはならないとの決意を披歴した。 次いで、茂松茂人府医理事が現在議論されている医療制度改革の動向を解説し、さらに、わが国の「医療」が諸外国に比べ、いかに低い医療費で高い水準を維持しているかの現況を詳細に説示した。 以上を踏まえ意見交換を行うなかで、岡邦恭大阪府歯科医師会長からは、個々の団体の利益に執着することなく、府民の健康・福祉を守る本協議会の設立理念を堅持しなければならないとの力強い呼びかけがなされた。 また、「国民医療を守る府民集会」(仮称)の開催については、今後、各団体の意見を聞きつつ検討していくことになった。 (文責:大阪府医師会理事 中川やよい) ◆問い合わせ先:大阪府医師会広報課 TEL:06-6763-7013 |
大阪府医師会 健保連大阪連合会との意見交換会を開催 |
最初に、府医側から、6月7日に公表された「医療制度改革における日本医師会の考え方」と6月21日に閣議決定された「骨太の方針2005」の経緯を、大阪連合会側からは、本年7月下旬にまとめられた「新たな高齢者医療制度の創設を含む医療制度改革に向けての提言」を、それぞれ説明した後に意見交換を行った。 そのなかで、府医側は、医療費の総枠管理について、医療の安全や質の確保、さらには、必要な医療さえも提供できなくなると強調。そのうえで、政府が国内総生産(GDP)などの経済指標を用いた医療費総枠管理をもくろんでいることに対して、医療にはなじまないことと断じ、理解を求めた。 その他、老健拠出金・退職者拠出金や患者の重複受診、診療報酬の電子請求、健康保険証のカード化と資格確認方法の検討状況などに関して意見交換が行われた。 (文責:大阪府医師会理事 中川やよい) ◆問い合わせ先:大阪府医師会広報課 TEL:06-6763-7013 |
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