白クマ
日医白クマ通信 No.256
2005年10月31日(月)


愛媛県松山市医師会 「愛媛県看護職員需給見通し検討会」

 平成14年度第4次愛媛県地域保健医療計画において、愛媛県下の看護職員数は、対人口看護職員数として既に全国平均を上回っている。平成17年度末の就業者数は、需要数20,978人に対して、供給数21,280人であり、多少の含みを残しつつも、全体として供給過剰であると見通していた。

 われわれは機会あるごとに、これに反論し、今後県内で看護職員は不足する見込みであると主張してきた。少子化により看護職を目指す若者の絶対数の減少、いったん離職すると復職は容易でないこと、養成校が減少すること、介護保険関連の職種拡大などを根拠にしていたが、行政の判断は変わらなかった。

 ところが、今年、看護職員需給見通しに関する検討会にて、2006年から5年間にわたり、看護職員の不足が年々拡大するとの事務局案が了承され、近く厚生労働省に報告されるとのことである。2006年には224人の不足が、2010年には516人の不足に拡大するとの見込みであり、これまでの「供給過剰」から一転しての方向転換が示された。県医療対策室によると介護保険関連施設を中心に需要が増加するとしている。これまでの私たちの主張が実証されたと考え、なにかと多難の医師会立看護学校に少しは追い風が吹くのではないかと期待している。

 私たち松山市医師会でも厳しい経営事情ではあるが、看護師・准看護師の養成を行っており、少しでも質の良い看護職員をひとりでも多く社会に送り出せるよう努力を継続することにしている。

(文責:松山市医師会理事 村上博)

◆問い合わせ先:松山市医師会 TEL:089-915-7700


京都府医師会 小児救急シンポジウム「子どもの急病であわてないために」

 京都府医師会では、下記のとおり、小児救急シンポジウムを開催します。
 報道関係の皆様には、ぜひご参加いただきますようお願いします。


白クマ

◆日時:11月19日(土) 午後2時〜

◆会場:京(みやこ)あんしんこども館

◆内容:

◇司会 京都府医師会理事 辻 幸子 
◇講演 「子どものインフルエンザ」
     京都市立病院感染症科部長 清水恒広

◇シンポジウム
 「どうしたらいい?子どもの急病」
  パネリスト
  小松博史(医師:京都第一赤十字病院小児科医長)
  藤田克寿(医師:藤田医院院長)
  朱 まり子(市民代表)
  行政代表(京都市)
  保護者代表(未定)

◆参加費:無料

◆主催:京都府医師会・京都市

◆定員:120名

◆問い合わせ先:京都府医師会 TEL:075-312-3671


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