白クマ
日医白クマ通信 No.257
2005年11月1日(火)


福岡県福岡市医師会
「高齢者・障害者の権利擁護推進に弁護士会と連携」

 福岡市医師会は、福岡県弁護士会が実施している無料相談制度「福祉の当番弁護士」と連携して、高齢者や障害者の権利擁護をより強めていくことを目的に、過日に同弁護士会との初会合を開催、全面連携の申し合わせを行った。


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 「福祉の当番弁護士」制度は、福岡県弁護士会が全国に先駆けて2000年に設けたもので、行政機関、福祉団体、施設等において高齢者や障害者の相談を担当している専門の職員を対象に、高齢者や障害者の財産管理、保護などの疑問に法的な側面からアドバイスを行っている。相談の内容には、当事者の病状や認知症の程度など医学的な判断を求められるケースが多いため、医師の協力が不可欠とされていた。

 一方、日常診療で、高齢者から法的側面の相談を受けることが多い医師側も、法律専門家の適切な助言を必要としており、今後、福岡市医師会では、当事者のかかりつけ医と地域包括支援センターや訪問看護ステーションのスタッフが担当弁護士と連絡を取り合い、情報交換を密にして相互補完的に高齢者・障害者の権利擁護を強めていく。

(文責:福岡市医師会広報担当理事 津田泰夫)

◆問い合わせ先:福岡市医師会 TEL:092-852-1500


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