白クマ
日医白クマ通信 No.259
2005年11月4日(金)


滋賀県医師会
アスベスト健康被害診療手引きを発刊 滋賀県全医療機関へ送付

 アスベストによる健康被害への初期対応は、いずれの診療科でも必要であろうと考えられる。しかしながら、医療側にも初期対応への不安があることは否めない。この観点から、滋賀県医師会ではこの度「アスベストによる健康被害とアスベスト健診について」と題するアスベスト診療の手引きを作成し、診療の一助として、傘下全医療機関に送付した。

 まず手引きは肺障害の特徴を記載、ついで診療の流れを概説し、最後に労働災害としての管理区分、労災認定、健康管理手帳にまで言及してある。

 手引きはA4判14頁でフルカラーで印刷されており、写真、イラストともに鮮明で日常の診療に有用であると考えて配布した。

 なお、この手引きの執筆者は社会保険滋賀病院副院長松延政一医師である。

(文責:滋賀県医師会広報部担当常任理事 市川 武)

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