日医白クマ通信 No.28 2004年11月16日(火) |
第1回学術推進会議(III) 植松会長、「我が国における専門医のあり方」を諮問 |
第1回学術推進会議が、11月10日、日医会館で開催された。
櫻井秀也副会長の司会で開会し、冒頭、植松治雄会長は、「現代の医学研究の発展はめざましく、さまざまな議論すべき課題があり、この会議で方向性を示していただきたいと考えている」とあいさつし、座長に高久史麿日本医学会長、副座長に田中忠一神奈川県医師会長を指名し、座長に諮問「我が国における専門医のあり方」を手渡した。
この後、議事である会長諮問の検討に入り、専門医の現状と問題点について、橋本信也常任理事が説明した。
橋本常任理事の挙げた論点は、
1.専門医(制)が必要な理由
2.学会によって専門医認定基準が異なる
3.学会によって専門医/会員比の差が大きい
4.真に必要な診療科別専門医数が検証されていない
5.専門医標榜(広告)のための専門医志望が多い
6.外形基準を満たせば広告可能なため、日本医学会と関係なくても専門医標榜ができる
7.日本医師会生涯教育制度との関連
8.診療報酬とのかかわり
−の8項目に及んだ。
次回は、諸外国の専門医制度がどのように定められているか把握するために、ヒアリングを行うことになった。
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